賛否両論の食品ってありますよね。
旭ポン酢も、まさしく賛否両論の激しい一品なのです。
「まずい!」という口コミから、「美味しい!」「最高!」という口コミまで、旭ポン酢の魅力とその謎に迫りながら見ていきましょう。
旭ポン酢はまずいという口コミ
そもそも、ポン酢の定義をご存じですか?
ポン酢とは・・・柑橘類の果汁に酢を加えて保存性を高めたもののことをいいます。
ただ、ポン酢醤油や味付けポン酢のことも略して「ポン酢」と呼ぶので、今ではこの略称として用いられることのほうが多いようですね。
ポン酢醤油:ポン酢と醤油を混ぜた調味料。酢醤油のようにして使うことが多い。
味付けポン酢:ポン酢に醤油と様々な出汁、砂糖、化学調味料などを加えたもの。
ちなみに「味ぽん」は、商品名。ミツカンさんから販売されている味付けポン酢のことになります。
旭ポン酢も、味付けポン酢になります。
では、旭ポン酢のマイナスの口コミについて見てみましょう。
- すっぱすぎる!
- 酸味がキツすぎて無理。
酸味が強すぎて苦手、という方は多いようです。
- どこが美味しいのかわからない。
- 何か味が変な気がする。
- 買って損した。高かったのに。
- 二度と買わない。
何がどうかまではわからないけれども、「いつものポン酢と全然違って無理!」といった意見も多くみられました。
柚子ベースのポン酢に慣れている方は苦手に感じることが多いです。
でも、好きな人は大好き・・・というか、絶賛の声も、とても多いのです。
次で見ていきましょう。
旭ポン酢は美味しいという口コミ
では、旭ポン酢の「美味しい!」の口コミをみていきましょう。
- さっぱりとしていて、一度食べたらもうやみつきです。
- 我が家は昔から旭ポン酢です。地方に嫁いだ娘にも毎年送っています。
- 本当に美味しい。一年中切らしたことがないけど、特に冬のお鍋に最高!
- 旭ポン酢のない食生活なんて考えられない。
- 新玉ねぎのスライスに旭ポン酢と鰹節で永遠に食べていられる。
- 夏は冷やし中華や豚しゃぶに。冬はもちろん鍋!しゃぶしゃぶでも湯豆腐でも水炊きでも!
- 4年前、友人に貰ってからやみつきに。他のポン酢が使えなくなってしまった。
- このポン酢はやっぱり万能!
とにかくベタ褒めの方が本当に多いのです!
そして・・・口コミを見ていると、関西圏の方の口コミが多く、また、通販以外では「大阪で購入」「関西の友人から貰った」など、関西で入手された方が多いのです。
では、ここで関東と関西の違いについてみてみましょう。
ポン酢に関する関東、関西の違い
スーパーでの違い
関西ではスーパーのポン酢コーナーが充実。常時20種類以上が陳列されているのが普通です。
料理や好みに応じて使い分けるのが一般的で、各家庭に3~4種類が常備されていることが多いそう。
その中でも根強い人気なのが、旭ポン酢なのだそうですよ。
最近では関東のスーパーでも様々なポン酢を取り扱うようになってきているようです。
食文化の違い
関東:調理の段階で味付けをする文化。
関西:食べる際に調味料で味を補うことを良しとする文化。
お寿司でも、その傾向はありますね。
鍋文化
関東:味をつけて煮込む寄せ鍋文化
関西:昆布だしの水炊き文化。ポン酢などの付けダレにつけて食べる。
また、大阪はフグの消費量が日本一。フグ鍋といえばポン酢。ここから関西のポン酢文化も発展したと言われています。
柑橘系の栽培
関西を含む西日本では、すだち、だいだい、かぼす、ぽんかんなど、柑橘系の果実の栽培が盛んです。
その為、柑橘系の酸味に昔から慣れ親しんでいることも関係しているかもしれません。
つまり、関西では昔からポン酢や酸味の強い柑橘系に馴染みがあり、素材の味を生かしつつ引き立てる。そんな使い方が浸透しているのです。
旭ポン酢の販売店は?
旭ポン酢は大阪府八尾市にある旭食品さんが販売されており、関西では定番なのですが、そのほかの地域(関東や九州など)だと売ってないこともあります。
私も大阪に住んでいた時は普通にスーパーで見かけたのですが、関東に引っ越してからは確かにあまり見かけません。
- 成城石井
- 北野エース
- コンビニ
- ドラッグストア
- イオン
- イトーヨーカドー
- ドンキホーテ
などで取り扱いがありますが、これも地域によります。
カルディや成城石井には意外と置いていないようですね。
関西以外の地域の方はあちこち探し回るよりは通販を利用した方が賢いかもしれません。
旭ポン酢の魅力
改めて・・・旭ポン酢について、見ていきましょう。
旭ポン酢は旭食品さんの看板商品!
1967年より販売され、大阪のフグ料理の老舗「づぼらや」で出されたポン酢に感銘を受け、一年以上かけて作り上げたのだそうです。
しょう油出汁の味が特徴的で、その出汁には北海道の利尻昆布やイワシ、サバ、カツオ、ソウダカツオの混合節を使用。
また、柑橘果汁は徳島県特産のすだち、ゆこう、ゆずの純天然果汁を使用。
すだちの割合が多いので、酸味が強く、酸っぱいけれどもまろやかなんだとか。
また、ゆこうとは徳島県の山間部でのみ栽培されている幻の果実で、香りが強く、味はまろやかで糖度が高いのが特徴の果実です。
もともとは鍋の為の調味料として開発されたので、そのままだと柑橘の酸味がとても濃く感じられてしまいます。
それが鍋の出汁と合わさることで酸味が和らぎ、旨味が増すように作られているのです!!
また、食べ続けてもポン酢の味が薄くならないのもこの旭ポン酢の特徴の一つ。
不思議ですよね。
旭ポン酢は360ml 680円(税込) 1800ml 3132円(税込)
ポン酢の中では少々お高めですね。
価格はお店によって、時期によっても変動しますので、確認してみてください。
関東ではミツカンのゆずぽんに代表されるように、ゆずがベースのポン酢が多いようです。
旭ポン酢はすだちの割合が多くまた、しょうゆ出汁の風味が特徴的になっているので、ゆずベースのポン酢に馴染みが深い方々は違和感を感じるのかな、と思います。
「いつものポン酢」とは一味違ったポン酢を楽しもう!という気持ちで臨むと・・・ハマってしまうかもしれませんよ。
旭ポン酢はまずい?口コミまとめ
旭ポン酢は、しょうゆ出汁とすだちを代表とした柑橘果汁が特徴的な関西で大人気のポン酢です。
鍋料理に最適で、その他にもサラダに冷しゃぶに冷ややっこ・・・お湯割りで飲んでも美味だそうです((笑))。
ゆずベースのポン酢を普段使われている方には、違和感を感じるかもしれません。
初めて試す時には、それまでのポン酢の固定概念を一旦捨てて味わってみてください。
また、醤油の代わりに旭ポン酢を使用することによって、柑橘系の風味も加わり、減塩効果もあるので、ぜひお試しください。